
国吉康雄(1889-1953)
『跳び上がろうとする頭のない馬』1945
回転木馬が描かれた作品は他にもあります👇

国吉康雄(1889-1953)
『祭りは終わった』1947
制作年が1947年になっています。第二次世界大戦終結2年後に描かれた作品ということですね。回転木馬が逆さまで、支柱(長い棒)は刺さったままです。右前脚はどうなっているのでしょう?後景の地面に人?が倒れて(寝て?)います。この作品もかなり謎めいています。
ここで、回転木馬の支柱が刺さっている位置に注目です。鞍(くら)のやや上部(馬の首寄り)に刺さっていると思います。この位置は、ほぼ、大原美術館の『跳び上がろうとする頭のない馬』と同じではないかと思います。『跳び上がろうとする頭のない馬』の支柱は抜き取られていますが。
ここからは完全に筆者の想像です。支柱が抜き取られたと思われる丁度その位置に、白い布が被せられ、白い手とブドウが描かれています。これは、抜き取られたところを手で塞いでいるのではないかと。なんなら、止血しているのではないかと思うのです。回転木馬に息を吹き込むイメージです。
では、ブドウは何なんでしょう? 実は国吉の静物画に時々現れます。

国吉康雄(1889-1953)
『Fruits on Table』1932
白っぽい布の上にブドウが置かれています。こちらのブドウの色はマスカットっぽい色ですね。『跳び上がろうとする頭のない馬』のブドウは巨峰かな?
ジロジロ見ていると、まだまだ色んな謎が見つかりそうな絵です。この場所はどこなのか?遠くに小さく見える建物は何なのか?全てが想像上のものなのか?
ほとんどの画家は、作品について詳細に説明しませんので、筆者は安心して思いを巡らせて楽しんでいます(^-^)