美観地区:倉敷川の白鳥~2026年4月下旬~

今年もヒナを見ることができるかなと思っていました。

2026年4月14日撮影  白鳥の巣

藁が敷かれているのが分るでしょうか? やはり、何か変化があったことは確かでした。

2026年4月14日撮影  白鳥の巣作り

巣に2羽でいました。グーっと首を伸ばして葉っぱを引きちぎって巣に置いていましたョ。首を伸ばしている方がお父さんで、座っている方がお母さんです。見ていると、お父さんの方がアグレッシブに近くの植物を巣に置く感じで、お母さんは近くの藁を整えるという巣作りでしたね。

2026年4月20日撮影  巣の中の2羽の白鳥

6日経過。巣に2羽でいましたが、藁の乱れが気になりました。量も少なくなっているような…。

何日か経って、2羽で倉敷川を泳ぐ姿をよく見かけるようになりました。こうなると通常モードなので、ちょっとヒナは期待できません。これまでのパターンではそうです。

現在5月下旬ですが特に変化なしです。また来年ですね(^-^)

大原美術館:『跳び上がろうとする頭のない馬』国吉康雄 ~その2~

大原美術館
国吉康雄(1889-1953)
『跳び上がろうとする頭のない馬』1945

回転木馬が描かれた作品は他にもあります👇

岡山県立美術館
国吉康雄(1889-1953)
『祭りは終わった』1947

制作年が1947年になっています。第二次世界大戦終結2年後に描かれた作品ということですね。回転木馬が逆さまで、支柱(長い棒)は刺さったままです。右前脚はどうなっているのでしょう?後景の地面に人?が倒れて(寝て?)います。この作品もかなり謎めいています。

ここで、回転木馬の支柱が刺さっている位置に注目です。鞍(くら)のやや上部(馬の首寄り)に刺さっていると思います。この位置は、ほぼ、大原美術館の『跳び上がろうとする頭のない馬』と同じではないかと思います。『跳び上がろうとする頭のない馬』の支柱は抜き取られていますが。

ここからは完全に筆者の想像です。支柱が抜き取られたと思われる丁度その位置に、白い布が被せられ、白い手とブドウが描かれています。これは、抜き取られたところを手で塞いでいるのではないかと。なんなら、止血しているのではないかと思うのです。回転木馬に息を吹き込むイメージです。

では、ブドウは何なんでしょう? 実は国吉の静物画に時々現れます。

福武コレクション
国吉康雄(1889-1953)
『Fruits on Table』1932

白っぽい布の上にブドウが置かれています。こちらのブドウの色はマスカットっぽい色ですね。『跳び上がろうとする頭のない馬』のブドウは巨峰かな?

       

ジロジロ見ていると、まだまだ色んな謎が見つかりそうな絵です。この場所はどこなのか?遠くに小さく見える建物は何なのか?全てが想像上のものなのか?
ほとんどの画家は、作品について詳細に説明しませんので、筆者は安心して思いを巡らせて楽しんでいます(^-^)

大原美術館:中庭のモネの睡蓮(2026年春)

モネの庭(フランスのジヴェルニーにある庭)からやって来た睡蓮が開花しました!

2026年5月15日撮影  大原美術館のモネの睡蓮

大原美術館のモネの睡蓮、今年の一輪目です(^-^) これからどんどん開花して行きます。メダカも泳いでいましたョ。

ちなみにこちら👇

2026年4月27日撮影
倉敷アイビースクエアのモネの睡蓮

倉敷アイビースクエアの睡蓮もモネの庭の睡蓮です。大原美術館の睡蓮を株分けしてもらっています。(ジヴェルニーの庭⇒大原美術館の中庭⇒倉敷アイビースクエアの広場)

開花(一輪目)した日は、大原美術館の睡蓮は5月15日、倉敷アイビースクエアの睡蓮は4月27日でした。毎年(筆者が気にし始めてから)、倉敷アイビースクエアの睡蓮の方が早く咲いているような気がします。その理由は謎のままです。同じ種類の睡蓮なのですが。

どちらの睡蓮も、門が開いていれば無料で観賞できます。今年も長く楽しめそうですのでぜひ(^^)/

大原美術館:『跳び上がろうとする頭のない馬』国吉康雄 ~その1~

謎めいた絵です。馬の頭がない…。

大原美術館
国吉康雄(1889-1953)
『跳び上がろうとする頭のない馬』1945

【鑑賞の小ネタ】
・岡山県岡山市出身
・1906年にアメリカへ渡った画家
・戦時下で「敵性外国人」となる
・アメリカ具象絵画を代表する画家

頭のない馬が衝撃的です。馬といっても、よく見るとこの馬はメリーゴーランドの木馬(回転木馬)ですね。頭だけでなく、左前脚と左後ろ脚もないように見えます。欠損だらけの回転木馬です。アルファベットも見えます。木馬の胸の下辺りに「re」、右後ろ脚の横辺りに「WE FIGH」です。また、折られた棒、黄色い包帯のような帯状の布、白い布(紙)の上の白い手形とブドウ等、謎めいたものがたくさん描かれています。

この絵が描かれたのは1945年、第二次世界大戦終戦の年です。国吉の何らかのメッセージを感じるところです。欠損だらの跳び上がろうとする木馬にどんな思いを込めたのでしょうか? 詳細は不明で、その解釈は鑑賞者に委ねられるタイプの絵となっています。ということで、筆者もあれこれと想像してみたいと思います。

まず、アルファベットについてです。これは判明しています。アメリカの戦時情報局に協力して制作した「拷問」というポスターの一部です。

国吉康雄
『拷問』1942
リトグラフ

「torture(拷問)」の「re」の部分と、「WE FIGHT TO BUILD A FREE WORLD(私たちは自由な世界を築くために戦う)」の「WE FIGH」の部分です。制昨年が1942年ですので、第二次世界大戦(1939年-1945年)真っ只中ですね。1941年に「敵性外国人」とされ、アメリカに敵対しないことを証明する必要があったようです。

地面に突き刺さった棒のようなものに、ふわっとこのポスターが被せられ、その上に木馬が立てかけられて(置かれて)いるように見えます。ところでこの棒のようなもの、何なんでしょう?縦だけでなく、横にも棒が見えます。十字架になっているのではないかという記述がありました。

レトロな回転木馬

回転木馬は長い棒で支えられていますよね。この棒を引き抜いて途中で切れば、十字架を作ることはできます。絵をよく見ると、棒の切り口がどちらも黄色なので、いずれにしても元は一本の棒だったかもしれません。

縦の棒の先の部分に、黄色の包帯のようなものが巻かれ、それがほどけて地面に垂れ下がっているのが分るでしょうか? 絵に描かれる「包帯」の意味(象徴)は、負傷、痛み、精神的な傷、治療、回復となっています。秘密、力の封印というのもありました。ただ、この絵の場合、巻かれた状態ではなくほどけた(筆者には巻いている途中ではなくほどけ中に見えます)状態なので、少し意味合いが違ってくるかもしれません。そして黄色は、光、希望、幸福などのポジティブなイメージと、注意、警戒、嫉妬、裏切りなどのネガティブなイメージがあります。

ほどける黄色の包帯、どんな意味があるんでしょうねぇ。解釈は多種多様だと思います。

       

ところで、「拷問」のポスターが描き込まれていることを知らなかった頃の筆者は、頭のない木馬の前に、人がいると思っていました。グレーのつなぎのズボンと緑色の半袖を着た男性です。後ろ姿で頭の部分は見えず、太めの棒を両手で持ち左に振って前へ向かって歩いているというイメージです。どちらかと言うと、勇ましい感じです。もしかしたらそのような解釈でも良いのかもしれませんね。

   

~その2へつづく~

倉敷アイビースクエアの桜の花びらとメタセコイアの新芽

倉敷アイビースクエアの睡蓮の池の中に、桜の花びらが浮かんでいました🌸

2026年4月8日撮影  睡蓮の池

桜の花びらはここです👇

睡蓮の鉢を囲む柵に花びらがくっ付いています。表面張力か何かでこのようなことになるのでしょうか?どの柵にも花びらがくっ付いていました。個体と液体の界面(境界面)で何かが起こっているんでしょうか? おもしろいと思ったと同時に、なぜこのようになるのかとても気になりました(^-^)

倉敷アイビースクエアには大きなメタセコイアが植えられています。

2026年4月8日撮影  メタセコイア

新芽の頃が一番良いのではないかと筆者は思っています。

2026年4月8日撮影  メタセコイアとアイビー

南へのびる小道を歩き、振り返って見てみてください。新芽の黄緑がいっそう映えてとてもきれいですョ。