MRI一覧

Case 22; TIPIC: 片側性の総頸動脈(遠位部)に生じる特発性血管周囲炎(Carotidynia syndrome)の診断基準、頸動脈エコー、MRI及び造影MRI所見、臨床経過に関する1ケースレポート

Carotidynia(頸動脈痛)症候群は、特発性の片側性頸動脈痛を主症状とする稀な病態であり、現時点では明らかな原因を特定できていない。USでは総頸動脈遠位部から分岐部を中心とした偏心性壁肥厚、MRIではT2強調画像で高信号を示す特徴があると報告されている。

Case 09; PLEC: 膵臓の偶発腫瘍(incidentaloma)としてリンパ上皮性嚢胞(LEC)が認められることがある。典型症例のMRI画像所見はT1WIで高信号、dynamic MRIで嚢胞壁(被膜)が濃染されるパターンを示すが膵癌と鑑別が困難な症例も多い。非典型的画像を呈したPLECの1ケースレポート。

膵リンパ上皮(性)嚢胞(PLEC)は膵嚢胞性病変の0.5%程度の頻度で認められる稀な良性腫瘍である。PLECに関して実際の症例と最近の知見について若干の文献的考察を加えて説明しています。

Case 06; CMBs: T2*撮影条件でMRI画像でφ5mm以下の小斑状の低信号として脳微小出血は描出される。脳出血の発症リスク因子として関連する病変はdCMBsであり、抗血栓療法を行う際に注意が必要である。1ケースレポート

脳微小出血(CMBs)は、T2*画像の様な特殊なMRI撮影条件下でのみ描出される通常径5mm以下の点状〜小斑状の低信号を呈する病変です。CMBsに関して実際の症例と最近の知見について若干の文献的考察を加えて説明しています。