美観地区のセンダンの実

倉敷美観地区の倉敷川沿いには、センダンの木と柳が数多く植えられています。この時期、センダンの実がとても可愛いと筆者は思っています。

センダンの木

            

センダンの実

丸いセンダンの実が、遠くから見ると丸い花の満開に見えて、とてもカワイイではありませんか(^-^)

このセンダンの実、調べてみると毒にも薬にもなるようですね。

栴檀の実は人や家畜が食べると中毒を起こして酷い時は死に至る毒のようですが逆に漢方ではひび、あかぎれ、しもやけに外用整腸薬、鎮痛剤として煎じて内服

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そんなセンダンの実を、鳥が食べている姿を時々見かけます。大丈夫なのかと思ってこれまた調べてみると、鳥の冬の食べ物としてセンダンの実があがっていました。ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ等の鳥が食べるようです。鳥は大丈夫なんですね。

ところで、野鳥に詳しい方ならお気付きと思いますが、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、どの鳥も25㎝前後の結構大き目の鳥たちなんです。どうしてなのでしょうか? その理由の1つは、センダンの実の付き方にあるようですね。前出のセンダンの実のアップ画像を見てみてください。細ーい枝の先に実がプチッと付いているのが分かるでしょうか?かなり細めの枝なので、そこにとまって実をついばむということはどうも難しいようです。そうなると少し太めの枝からチャレンジということになりますよね。枝と実までの距離がまあまあできてしまいます。結果、ある程度の大きさを持つ鳥でないとセンダンの実を食べることができないという事態が起こるようです。

小型の野鳥たちの冬の食べ物は大丈夫か?とちょっと思いましたが、中型や大型の野鳥では体が重くてとまれない細めの枝に、小型の野鳥はとまって実をついばむことができたりするので、きっとその辺のことは上手く回っているのでしょうね。なんだか感心しました。