美観地区:倉敷館(観光案内所)

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美観地区にある観光案内施設の「倉敷館(観光案内所)」が、約2年間の改修工事を終えて、2020年2月16日にリニューアルオープンしています。

2020年10月撮影  倉敷館(観光案内所)

夜景がとても美しく、インスタグラム等にもよく投稿されていますね。

手前に見える石橋は、過去記事(美観地区の『中橋』)でも紹介しました、「中橋」です。筆者はこの角度からの撮影が好きです。

水面に映る倉敷館を見てみてください。まるで印象派の画家が描いたような景色だと思いませんか? 日が暮れてほんの少し経った頃がお勧めです。

倉敷館は、大正6年(1917年)に倉敷町役場として建てられました。昭和3年(1928年)の市制施行により、市役所機能が移転しました。その後、倉敷市公益質屋、倉敷市農業共済組合事務所、倉庫などに転用されました。そして、次第に老朽化が進んでいったようです。

昭和43年に市民の中から保存の声があがり、昭和46年に保存修理が行われ、昭和60年~62年の解体修理、平成29年~令和2年の半解体修理を経て、現在に至ります。大事にされてきたんですね

倉敷館の設計者が気になります。色々調べていると、2020年5月25日の山陽新聞digitalに興味深い記事がありました。

倉敷市美観地区にある市重要文化財の観光案内所「倉敷館」(同市中央)の設計者が、県建築技師の小林篤二(1887~没年不明)であることを示す史料が見つかった。これまでは小林の上司で多くの洋風木造建築を手掛けた江川三郎八(60~1939年)が有力視されていたが、岡山ヘリテージマネージャー(地域文化財建造物専門家)の山崎真由美さん(50)=真庭市=の調査で“生みの親”が判明した。

山陽新聞digital

設計者は、 小林篤二 という県建築技師のようです。凄い発見ですね!

倉敷館周辺の夜景はとても美しいですョ。おすすめです(^-^)

 【倉敷館(観光案内所)】
電話番号:086-422-0542
開館時間:9時~18時
定 休 日:年中無休
※「くらしき川舟流し」のチケットもこちらで販売しています。