番外編:浮き上がるマリモ

昨年末に水替えをした後、マリモが浮きました!

浮くマリモ

なんだかとても嬉しい。 数カ月前にも浮いたことがあるのですが、それ以来、なかなか浮いてくれませんでした。 よく見てください。小さな泡がくっついています。 浮くマリモを最初見た時は、何事?!と慌てたものです。筆者の家にやって来てから2年半は経過しているので愛着があるんです。

浮く理由としては、「光合成をして酸素が体のまわりに付いたため浮いた」か、「マリモの内部が腐敗して中が空洞になり軽くなったため浮いた」かのどちらかのようです。(参考資料:マリモの会HP) 翌日に沈んでいたら、まず、光合成によるものと判断して良いみたいです。 筆者の家のマリモは、次の日には沈んでいたのでほっと一安心です。

ところで、マリモが浮くのは大抵、水替え後です。 なぜでしょうか? マリモの飼育水は、普通の水道水で問題なしで、特にカルキ抜きも必要ありません。 このサイズと個数だと、濾過フィルターもいらないでしょう。水を替えただけで、なぜこんなに光合成が進むのか?
やはりカギは、光合成に必要な二酸化炭素にあるようです。水道水には空気(窒素、酸素、二酸化炭素など)が普通に溶け込んでいます。理科の実験を思い出してみてください。窒素や酸素は水に溶けにくく、二酸化炭素は水に溶けるということでしたよね。水替えをすることで、新たな二酸化炭素投入というわけなんです。
水道水には、 筆者が思っていた以上に、 二酸化炭素が含まれていたんです。水道水の二酸化炭素含有量を甘く見ていました。マリモの光合成の様子で実感です。

色々分かった気がしてなんだか嬉しい。

2021年の元旦のマリモがこちら。

2021年元旦のマリモ

もう泡はほとんど付いていません。そしてしっかり沈んでいます。地味に光合成中だと思います。元気そうで何よりです(^-^)

ちなみに、水替えをしたら、必ず浮くというわけでもないんです。水替えの間隔が影響しているのではないかと推測しているのですが、まだよく分かりません。
浮き上がるタイミングやコンディショが解明できたらと思い、ライトの照射時間や水温、室温などに気を配り、色々密かに実験中です。何か分かったらまた報告したいと思います。