美観地区:白い彼岸花と白い萩

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彼岸花の季節ですね。美観地区南端の一角に、白い彼岸花が毎年咲きます。
今年の白い彼岸花がこちら。

2020年10月5日撮影 シロバナマンジュシャゲ

初めて見つけた時、テンションが上がったのを覚えています。2014年の秋でした。6年前になりますが、ちゃんと撮影してました!こちらです。

2014年9月20日撮影 シロバナマンジュシャゲ

次の写真は現在の様子です。
中央に白い彼岸花、奥に美観地区が見えます。

2020年10月5日撮影 美観地区の南端

彼岸花は別名、曼珠沙華(マンジュシャゲ)ですね。その他にも、天蓋花(テンガイバナ)や狐花(キツネバナ)など、多くの別名をもっている花です。特徴は、花が咲いてから葉が伸びることで、多年草の球根植物です。リコリンなどの有毒なアルカロイド(天然由来の有機化合物の総称)が含まれる有毒植物で、特に球根部分に多いといわれています。毒は全体にあると考えた方がいいのですが、口に入らなければまず問題ないようなので、彼岸花を触った後はしっかり手を洗うことが重要です。

この白い彼岸花の生息位置は、過去記事(美観地区の『前神橋』)で紹介しました美観地区の南端に架かる橋、前神橋のたもと近くです。

2020年10月5日撮影 シロバナマンジュシャゲと前神橋

黄色の楕円の中に白い彼岸花が咲いています。オレンジの線の中に前神橋の欄干(龍の形)が一部見えます。

美観地区内の倉敷川沿いにも咲いていました。

2020年10月5日撮影 倉敷川沿いのシロバナマンジュシャゲ
2020年10月5日撮影 倉敷川沿いのシロバナマンジュシャゲ

白い彼岸花は、赤色の彼岸花と黄色の鍾馗水仙の自然交雑種といわれています。九州などの暖かい地域に自生するようで、その他の地域で見られる場合は、人工的に植えられたものが多いそうです。今回紹介した白い彼岸花は、かなりまとまって群生しているので、きっと人工的に植えられたものだと思います。
ところで、なぜ白い彼岸花だったのでしょう?ここからは筆者の想像ですが、花言葉ではないかと思います。白い彼岸花の花言葉は、「また会う日を楽しみに」「思うはあなた一人」です。白い彼岸花が珍しいということもちろんあると思いますが、「美観地区にまた来てね!」みたいな意図があったのではないでしょうか?どうなんでしょうね(^-^)

    

白色の萩も咲いていました。

2020年10月5日撮影 シラハギ
2020年10月5日撮影 シラハギ

萩といえば、ピンクや紅紫色の花を咲かせるイメージで、筆者的には 白色の花は 珍しいと思ったのですが、植物通の方によれば、よく見かけるとのことです。※今回は白萩に注目しましたが、ピンクの萩もちゃんと咲いていましたョ。

白い彼岸花、白い萩、そして白壁。美観地区の秋ですね。