ミュシャのリトグラフ(石版画):四季(1900)『春』②

ミュシャのリトグラフ、四季(1900)『春』のモデルは誰なのでしょうか?過去記事(ミュシャのリトグラフ(石版画):四季(1900)『春』①)で紹介しましたが、『四季』のモデルたちの顔や身体を比較した時、この1900年の『春』の女性だけ、様子が他と少し違うと筆者は思っています。何か特別なモデルだったのではないかと。 アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)四季『春』1900 芸術家には、ミューズ(本来はギリシャ・ローマ神話の芸術の女神達のこと。今日、よく耳にするミューズとは、芸術家に創作意欲を刺激する女性のことを指す。)の存在は欠かせませんよね。ミューズが誰なのか、詳細に分かっていることも多くあります。ピカソには何人ものミューズ(モデル)がいたことは周知の通りです。…

ミュシャの出世作『ジスモンダ』

過去記事で、ロートレックとボナールのポスターについて少し書きましたが、筆者はミュシャのポスターも大好きです。ミュシャはアール・ヌーボーを代表する画家です。筆者の自宅の壁には、ジクレープリントポスターがいくつか飾られているのですが、その中の1つにミュシャのポスターもあります。 次の作品は、ミュシャの出世作『ジスモンダ』です。ミュシャの芸術家人生の転機となった作品といえます。 アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)『ジスモンダ』1894…

ロートレックとボナールのポスター(リトグラフ)

筆者がアートに興味を持つきっかけとなった作品がこちらです。 『ディヴァン・ジャポネ』1892トゥールーズ=ロートレック (1864-1901)…

大原美術館:『マドンナ』ムンク

いろいろ意味深な作品ですよね。 大原美術館エドヴァルト・ムンク(1863-1944)『マドンナ』1895-1902石版(リトグラフ) 【鑑賞の小ネタ】・これはマドンナなのか?・マドンナの周りに注目・同じ構図の作品が複数あり・ムンクはノルウェーの世紀末画家…