大原美術館所蔵エル・グレコの『受胎告知』が66年ぶりの修復を終え、現在プレ再展示中です。期間は2025年10月21日(火)~2025年12月21日(日)となっています。本格的な展示は2026年4月以降のようです。
大原美術館エル・グレコ (1541-1614)『受胎告知』1590年頃―1603年 ※修復後…
大原美術館エル・グレコ(1541-1614)『受胎告知』1590頃―1603
「受胎告知」の日はいつなんでしょう?筆者はあまり意識したことがなかったのですが、どうやら3月25日とされているようです。クリスマスが12月25日なので、その丁度9カ月前というわけです。この絵『受胎告知』の季節は春だったんですね。そうなると、画面中央の激しい光は春雷(ヨーロッパでも春雷あり?)をイメージしたものかもしれませんね。受胎告知の場面では、天からの光(光線)と共に精霊の鳩が描かれることが多いのですが、大原美術館の『受胎告知』の雷のような劇的な光はなんとも迫力があります。
大きな翼をもった天使は大天使ガブリエルです。大天使なので、かなり上位の天使なのかと思いがちですが、実はそうでもないようです。天使にも階級があって、上位(熾天使、智天使、座天使)、中位(主天使、力天使、能天使)、下位(権天使、大天使、天使)となっています。なんと階級的には下位で、下から2番目の天使みたいです。ちょっとびっくりです。大天使は、三大天使、四大天使、七大天使等色々言われるようですが、キリスト教では三大天使(ミカエル、ラファエル、ガブリエル)が特別のようですね。ミカエルは正義の勇者、天使の長👇…
過去記事(大原美術館:『受胎告知』エル・グレコ)でも紹介しましたが、大原美術館のエル・グレコによる『受胎告知』はほんとに有名ですね。この作品が日本にあることが奇跡とさえ言われています。
大原美術館 エル・グレコ…
大原美術館の3室に1点だけ展示されているエル・グレコの『受胎告知』です。
大原美術館エル・グレコ(1541-1614)『受胎告知』1590頃―1603
【鑑賞の小ネタ】・ほぼ400年以上前に描かれたもの・エル・グレコとは「ギリシャ人」・引き伸ばしたような描き方・中央に神様の使い聖霊の白い鳩・聖母マリアを示すたくさんのアトリビュート …