ガリガリと音がしていた菌糸ビン(過去記事、番外編:年末の生き物たち(2020年)②)、幼虫たちも大きくなっているはずなので、そろそろ菌糸ビンを交換することにしました。中身がどうなっているのかドキドキです。
菌糸ビンの少し硬い上の方(白色部分)を掘ると、木の色が見えてきます。どこに幼虫がいるのか分からないので、そっと掘り進めます。幼虫を傷つけないよう、緊張して作業を進めなければなりません。
あまりにも緊張するので、菌糸ビンを横にしてコンコンしてみました。すると……
ガリ、ガリ、ガリガリ…。音がするはずのないところから、何か聞こえます。しばらくあまり音がしなかったので、何の音なのかすぐに分かりませんでした。そうですクワガタです!早速、お母さんコクワガタのケースを覗いてみました。
コクワガタ メス …
菌糸ビン。聞いたことがあるでしょうか?
菌糸ビン 550㏄…
産卵木から割り出されたコクワガタの卵と幼虫の飼育ケースです。
クヌギマットに、先日割って分解した産卵木も混ぜてあります。発見し損ねた卵や幼虫もこれで安心です。産卵木を割って卵と幼虫を取り出し、飼育ケースを再セットすることによって、卵や幼虫にとっての十分なスペースとエサが確保できます。
クヌギマットの表面に少し穴を開けて、卵と幼虫を、植物の種を植えるようにそっと置いて行きます。…
ついに産卵木を割ってみることにしました!無事、産卵しているといいのですが…。ドキドキです。
樹皮の裏側には、コクワガタのメスが貼り付いていました。かわいいですね。元気そうです。白木の部分はすっかり朽ち木状態で、完璧です。そして、分りにくいのですが、全体的に産卵痕があるような…?
コクワガタの産卵痕…