大原美術館:『洗礼者ヨハネ』と『歩く人』ロダン

『洗礼者ヨハネ』は大原美術館本館正面向かって左側に展示されています。

大原美術館
オーギュスト・ロダン(1840-1917)
『洗礼者ヨハネ』1880
ブロンズ

【鑑賞の小ネタ】
・「考える人」で有名なロダンの作品
・ 戦時中の金属類回収令から免除される
・ヨハネはキリストに洗礼を授けた人物

          

『歩く人』は大原美術館分館の前庭に展示されています。

大原美術館
オーギュスト・ロダン
『歩く人』1907
ブロンス

【鑑賞の小ネタ】
・トルソに両脚をつけた彫刻作品
・『洗礼者ヨハネ』との関係性
・ロダンにとって「歩く」とは?

      

『洗礼者ヨハネ』は『カレーの市民-ジャン=デール』(過去記事:『カレーの市民-ジャン=デール』ロダン)と同じく、戦時中の金属類回収令から免除されていることに注目です。 

そして、『洗礼者ヨハネ』と『歩く人』は深く関係しています。

この「説教する聖ヨハネ」は、分館前庭に設置されている「歩く人」に頭と手をつけて完成されたものです。 この二つの彫刻を見くらべると、人体の動きを見事にとらえたロダンの眼の確かさを感じとることができることでしょう。

大原美術館HP

筆者はこの事実を何年か前に知りました。右足を一歩踏み出しているので似ている彫刻だとは思っていましたが、『歩く人』の方がどっしりムキムキしている印象だったので、2作品は全くの別物と考えていました。

ただ、腕の付け根辺り(肩周辺)をよく見ると、確かに、右腕は前、左腕は下に向くような感じがします。腕を付けると『洗礼者ヨハネ』になりそうですね。

ちなみに、国立西洋美術館にも『説教をする洗礼者ヨハネ』という作品があります。

国立西洋美術館
『説教をする洗礼者ヨハネ』
1880(原型)、1944(鋳造)

気になる作品解説がありましたので引用します。

この作品のモデルはイタリア人の農夫であった。アトリエを訪ねてきたこの男は、その挙措動作にも強靭な肉体にも荒々しい力をみなぎらせ、また素朴で神秘的な雰囲気を漂わせていた。ロダンは彼を見てただちに洗礼者ヨハネを思い浮かべたという。着衣を取り去ってモデル台に上がった彼は「面を上げ、上半身をまっすぐに伸ばし、コンパスのように両脚を開いてしっかりと立った」。ロダンは、この決然たる彼のポーズを目にして「歩み」のテーマを着想した。本作品の制作過程において生まれた《歩く人》は、トルソに両脚だけが付け加えられた立像である。

 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 127

これによると、「洗礼者ヨハネ」の制作過程で『歩く人』が生まれたことになります。 色々調べていたら、「洗礼者ヨハネ」のモデルと石膏像の写真が見つかりました。

出典:Wikipedia モデルと石膏像

石膏像は、ブロンズ像を制作する過程(鋳造)で原型となる大事な像です。『洗礼者ヨハネ』だけでなく『歩く人』もこの石膏像がもとになっているのではないかと思うのですが…。どうでしょう?

どちらの作品の制作が先だったのでしょうね。ちょっとよく分かりません。実際、『歩く人』の制作時期については諸説あるという記述もありました。 何れにしても、『洗礼者ヨハネ』と『歩く人』は同時期の制作過程で生まれた作品であるということでいいのだと思います。

ところで、写真の中の石膏像は、ちょっとムキムキした感じに見えますね。『歩く人』に近い筋肉量のような気がします。気になっていた見え方の違いは、単に角度によるものなのかもしれませんね。

※『洗礼者ヨハネ』も『歩く人』も屋外展示なので通常時であれば入館料はいりませんが、現在コロナの影響で敷地内の入場数が制限されています。

【豆知識】
洗礼者ヨハネはイエス・キリストに洗礼を授けた人物。イエスの弟子である使徒ヨハネとは別人。ラクダの毛皮を着て描かれることが多い。

番外編:初飼育、ラスボラ・アクセルロディ レッド

ここ数カ月の間、何かと忙しく、水槽にあまり集中できていませんでした。水替えやコケ取りはしていたのですが、今一つ気持ちが入っていないというか…。 それが原因なのかは分かりませんが、魚たちが結構亡くなってしまいました(-_-)

植物(室内の観葉植物など)も、こちらの気持ちが分かるとか分からないとかよく言われますよね。魚もちょっとそんな感じなのかなと思いました。

まぁ、きっと、じっくり観察する時間の減少が原因だと思います。小さな異変に気付くのが遅れますからね。

久しぶりに熱帯魚店へ行ってみると、ラスボラ・アクセルロディ レッドがクリアランスセール中でした。ラスボラ・ヘテロモルファ(通称バチ)は過去に飼育経験があったのですが、アクセルロディは飼育したことがなかったので、購入してみることにしました。混泳も大丈夫そうです。

ラスボラ・アクセルロディ レッド

ラスボラ・アクセルロディ は調べてみると、ブルーやレッド、グリーンと色々いるようです。熱帯魚店の説明書きでは、レッドということだったのですが、筆者にはブルーかグリーンに見えます。グリーンかな?

どうでしょう? 泳ぐのが早く、なかなか写真に納まってくれないので、画像では解り辛いかもしれませんね。

体長は最大2.5㎝程度で小型の熱帯魚です。弱酸性、水質は23℃~26℃を好むようです。筆者の水槽は26℃、弱酸性を保っているので大丈夫そうです。性格も穏やかで混泳向きとありました。ただ、水質管理等、少し飼育が難しいということなので、注意したいと思います。

過去記事(番外編:年末の生き物たち(2020年)①番外編:水槽の経過報告③)でも紹介しましたが、アフリカンランプアイミクロラスボラハナビ も追加投入しました。

アフリカンランプアイ

このアフリカンランプアイのヒレは見事です。筆者はアフリカンランプアイのヒレが大好きです。もう少し大きくなると思います。

ラスボラ・アクセルロディ レッド とアフリカンランプアイとミクロラスボラハナビが仲良く泳いでいます。現在、気性が激しい魚はいませんので、穏やかに過ごしてくれると思います(^-^)

阿知の藤② 2021年4月下旬

過去記事、阿知の藤①2021年4月中旬から1週間が経過しました。

先週より花のボリュームが増しているのが遠目からでも分かりまそた。

2021年4月26日撮影 阿知の藤

ほぼ満開ですね。先週よりピンク色が増しているように思います。先週の方が若干紫っぽかったような気がします。過去記事で書きましたが、阿知の藤はアケボノフジという品種で、しかも白花種なんです。白い花には見えませんよね。これから徐々に白っぽくなって行くのだと思います。

ところで今回、根元にシートが敷かれていました。

先週は敷かれていませんでした。 防草シートでしょうか? これから花びらが散り始めるので、そのためのシートでしょうか?

またしばらくして行ってみることにします。

番外編:久々のオトシンクルス

水槽のガラスにはどうしてもコケが付きます。茶色や緑色のコケです。歯ブラシ等ですぐに落せますが、コケ取り名人のオトシンクルスを水槽に投入しているアクアリストは多いと思います。

オトシンクルスはナマズの仲間で、大きさも4㎝くらいです。性格も大人しく、他の魚との混泳も問題なしです。

オトシンクルス

初心者向けなので、筆者も過去に何度か飼育したことがあります。なんとなくしばらく入れてなかったのですが、久しぶりに5匹投入しました。水草に付くコケを早めに食べてもらうためです。ガラスに付くコケはすぐに落せますが、水草に付くコケはなかなかしぶとい。

オトシンクルスは主に茶色のコケを食べます。1匹だとコケ取り能力に限りがありますので、複数入れるのがおすすめです。60㎝水槽だと、10匹ほど投入しても大丈夫のようです。

ピタッとくっ付いて今もフカフカしています(^-^)

阿智神社(鶴形山)の動物

「阿知の藤」を見ようと阿智神社の参道を歩いている時、ウグイスの声が聞こえていました。撮影したかったですが、ウグイスの姿を見つけることはとても難しく、やはり無理でした。

2021年4月19日撮影 阿智神社参道
出典:Wikipedia ウグイス

ちなみによくウグイスに間違われる野鳥「メジロ」はこちら。

出典:Wikipedia メジロ

見た目はメジロの方がなんだかきれいでかわいい。

ところで、阿智神社には随分昔、小さな動物園がありました。サルとかフラミンゴがいたそうですョ。びっくりです。筆者は、何も居ないけど柵(フェンス)があることは知っていて、昔動物が飼われていたんだなーという印象でした。

阿智神社(鶴形山)のミニ動物園の柵

あれ? 気のせいか柵が立派になっているような気がして近寄ってみました。

2021年4月19日撮影 ニワトリ

なんと立派なニワトリが一羽住んでいるではありませんか! 筆者が気が付いていなかっただけかもしれませんが。 柵の中もとてもきれいに管理されていました。柵はいくつかに区切られているので、まだスペースがあります。もしかしたら、ミニ動物園復活の兆しなのかもしれません。

筆者がニワトリの柵から去った後、間もなく年配の素敵なご夫婦がニワトリの柵に立ち寄っていました。ニワトリに話しかけている様子で、なんだかほっこりしました。

ミニ動物園スペース、今後も注目して行きたいと思います。

※2021年12月現在は、ニワトリでなく、烏骨鶏(投稿記事:美観地区の鳥たち)がすんでいますョ!