身近にあるシャッターチャンス

いいな!と思ったら、写真を撮りたくなものではないでしょうか。筆者はそうです。いいな!と感じる物や事は、人によって様々で、それがまたおもしろい(^.^)

ということで、撮影できて筆者が嬉しかった写真をいくつか紹介します。
まずはこちら👇

2025年8月21日撮影  アゲハチョウ

夏の暑い時期でした。新渓園(しんけいえん:大原美術館の裏にある入園料無料の日本庭園)の中にある東屋で庭をぼーっと見ていたらヒラヒラとやって来ました。筆者にはとても大きく見えました。かなり寄って撮影したのですが、もっと寄れるかもと思って移動したら、ヒラヒラと飛び去りました。

2025年9月30日撮影  オオシオカラトンボのメス

阿智神社南参道付近で見つけました。黄色と黒色がとても鮮やかで目を引きました。このトンボはオオシオカラトンボのメスだと思います。オオシオカラトンボのオスは、濃いめの水色をしていますよね。メスとオスで随分色が違うものだなぁと思って調べていたら、なんと、羽化したばかりのオスは、メスみたいな色をしているそうですョ。

2025年8月21日撮影 キジバト

何度も登場しているキジバト(過去記事、美観地区のキジバト(ヤマバト))。ほんとに近くを歩いてくれるので、ついつい何度も撮影してしまいます。キジバトは野鳥で在来種です。公園でよく見かけるドバトとはちょっと違います。

2025年9月30日撮影  コブハクチョウのオス

バサバサバサーッと盛大な音を立てて羽を広げて水中の何かを威嚇しています。白鳥がこのようになっている時は、大抵、あれがいます。

2025年9月30日撮影  カワウ

やはりいました👆カワウです。この日もお父さん白鳥は情熱的にカワウを追い掛け回していました。お母さん白鳥と大きくなったヒナは、少し離れたところで優雅に泳いでいました。

2025年9月30日撮影  モミジ

何を撮影したか分るでしょうか?画面中心に注目です。

2025年9月30日撮影  カワセミ

カワセミがいました!これぞシャッターチャンス👍 カワセミ独特の美しい色は確認し辛いですが、間違いなくカワセミでした。この後、ズボッと川に突っ込んで行ってましたから。

最後に、不思議な写真を少し👇

2025年9月8日3時34分撮影  皆既月食
2025年9月8日3時49分撮影  皆既月食

今年の9月8日の皆既月食をスマホで撮影したものです。オレンジ色に見えている球体が皆既月食中の月です。

お気付きでしょうか?月の近くの点々の群れ。もちろん星ではありません。不思議なことに肉眼では見えませんでした。スマホで撮影して初めて確認できた点々です。皆既月食を撮影しようとスマホを構えていましたが、途中から謎の点々に夢中になってしまいました。ついに未確認飛行物体を見たのかと興奮しました。でも多分、ドローンですよね。筆者の撮影時間帯は、午前2時半~4時あたりで、その間ずっと点々は見えて(※肉眼では見えません)いました。

いったいあれは何だったのか今も不明のままです。謎のままでいいと思っています。あの時の興奮は本物です(^.^)

大原美術館:中庭の睡蓮(2025年秋)

10月ですが、睡蓮をまだまだ見ることが出来ます👍

2025年10月17日撮影  大原美術館中庭の睡蓮
2025年10月17日撮影  大原美術館中庭の睡蓮

夏の間もりもりしていた葉っぱのサイズが一回り小さくなった印象です。花も小ぶりですね。

2025年10月17日撮影 大原美術館中庭の睡蓮

手入れが行き届いているので、花、葉っぱ、水面のバランスがいつ見ても素晴らしい✨そういえば、ピンクの花は咲いていませんでした。黄色の睡蓮の方が強いのかな?

大原美術館の門が開いていたら、どなたでも中庭の睡蓮を見ることができます。「モネの睡蓮」の睡蓮(過去記事、大原美術館:中庭の睡蓮)ですので一見の価値ありです(^.^)

      

帰り道、筆者の好きな路地に一輪咲いていました🌸

2025年10月17日撮影  ハナカタバミ

番外編:2025年の「中秋の名月」

昨日(10月6日)の倉敷はよく晴れていました。

2025年10月6日20時頃撮影  中秋の名月

今回の月はいつもより上手く撮れたような気がします。色々な設定があると思いますが、今回はこれで撮影してみました👇

【一眼レフカメラに望遠レンズ装着】
 モードを「M」に
 ISO:100
 シャッター速度:1/800秒
 F値:5.6

月面の大きなクレーター「ティコ」もばっちり写っています👍

2025年10月6日20時頃
2025年10月6日21時半頃 
2025年10月6日22時半頃

オレンジの矢印の先にティコが写っています。時間が経過する毎に位置が少しずつ移動しているように見えますよね。考えてみれば当たり前のことなんですが、初めて気が付いた時は、おー✨となりました。

月はいつも同じ面を地球に向けています。月の裏側は見えないとよく言われますよね。それです。理由はもちろん解明されていますが、筆者はとてもロマンに感じます。そして、月の模様自体は変化しませんが、時間が経過するにつれて、少しずつ時計回りに回転することも、いいなぁと思っています(^.^)

※今年の中秋の名月は満月ではありません。満月は次の日の10月7日です!

美観地区:少しずつ秋(2025年)

随分涼しくなりました。美観地区倉敷川沿いの植物も秋っぽくなってきましたョ。

2025年9月23日撮影 白い萩

倉敷川沿いにはたくさんの萩の株(どの株もなかなかのサイズです)が見られますが、結構刈り込まれるので、花をもりもり咲かせている株はそう多くはありません。

2025年9月23日撮影 白い彼岸花

白い彼岸花です。シロバナマンジュシャゲとも呼ばれます。赤い彼岸花に比べて繁殖力が弱いため、数が少なく、めったに見られない珍しい彼岸花と言われています。主に九州地方に自生しているようです。

美観地区最南端の橋「前神橋(過去記事、美観地区の『前神橋』)」付近の白い彼岸花👇

前神橋の欄干は龍の形をしています。赤い矢印の先に、白い彼岸花が群生しています。

2025年9月29日撮影 前神橋付近の白い彼岸花

倉敷川源流付近のモミジも少し色づいてきました(^.^)

2025年9月23日撮影 倉敷川源流付近のモミジ

画面左下に赤い萩が見えます。

   

ところで、美観地区で出会うアオサギの距離感は驚くほど近く、今日はしばらく一緒に歩きました。あまりにも自然だったので、スマホを取り出し撮影しようとしたら、

階段を下りて行ってしまいました。こちらが興味を示したらすぐに察知します。一緒に歩くぐらいはいいけど、撮影はお断りって感じでした。

そして白鳥の家族👇

2025年9月23日撮影 白鳥の家族

エサをモリモリ食べていました。灰色の白鳥がヒナです。もうヒナと呼べないくらい大きくなりました。観光の方が、1羽だけ違う白鳥がいるよと話されていました。確かにそう見えますよね。いつ白い羽になるのでしょう?楽しみです(^.^)

大原美術館:『慟哭』ヨーゼフ・ベル

全体的に暗い色彩の絵です。

大原美術館
ヨーゼフ・ベル(1891―1935)
「慟哭」1916

【鑑賞の小ネタ】
・ドイツ生まれの画家
・様々な教会の装飾に携わる
・ライン分離派展に参加

額の裏側に、「2334」と記された「Grosse Berliner Kunstausstellung」のラベルがあったそうです。「Grosse Berliner Kunstausstellung」とはベルリン大美術博覧会のことです。この絵の展覧会歴に「1922,Grosse Berliner Kunstausstellung, Berlin」とあり、来歴に「1922, 大原孫三郎 (Magosaburo Ohara) 〔児島虎次郎 (Torajiro Kojima)〕」とありました。(出典:孝岡睦子編『大原美術館所蔵品目録: I. 海外作家』高階秀爾監修. [倉敷]: 大原美術館, 2011年, 10頁.)

画家であり大原美術館の絵画の収集に携わった児島虎次郎は、1921年に3度目のヨーロッパへ旅立っています。この時に収集されたのが、エル・グレコ『受胎告知』、ゴーギャン『かぐわしき大地』、セガンティーニ『アルプスの真昼』等です。

1922年のベルリン大美術博覧会に出品された『慟哭』を児島虎次郎は実際に見たんでしょうかねぇ。いずれにしても、1922年に大原孫三郎(児島虎次郎)はこの絵を購入しています。

ヨーゼフ・ベルはドイツのケルンで生まれています。デュッセルドルフの美術グループ「若きラインラント(ユーゲン・ラインラント)」に所属していました。どんなグループなんでしょう?

1919 年にデュッセルドルフで誕生したモダンアートのグループ “Das Junge Rheinland”「若きラインラント」、そこから 1923 年に分離した
“Rheingruppe”「ライングルッペ」(Gruppe は「グループ」のこと)、 1928 年に設立されたそれらの上部組織 “Rheinische Sezession”「ライン分離派」。これらのグループとしての活動は、ナチス時代に早々と禁止、解散させられる 。

ナチス時代、「若きラインラント」の美術館における作品取引について─デュッセルドルフ宮殿美術館の『作品売買・寄贈目録1913-1953』から 野田由美意

ドイツのモダンアートのグループだったようですね。ちなみにヨーゼフ・ベルは1928年のライン分離派展に参加しています。

「分離派」とは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ドイツやオーストリアを中心に起こった芸術運動です。既存の保守的な芸術家協会からの分離を意味しています。筆者が『慟哭』を見た時、これらの絵を思い出しました👇

チューリッヒ美術館
フェルディナント・ホドラー(1853―1918)
『無限の眺め』
ベルン美術館
フェルディナント・ホドラー(1853―1918)
『その日(デア・ターク)』1900

スイスの画家フェルディナント・ホドラーの作品です。ヨーゼフ・ベルよりも年上の画家ですが、同時代の画家と言ってもよいかと思います。色々調べましたが、ホドラーとヨーゼフ・ベルの繋がりはよく分かりませんでした。ただ、スイスのドイツ人画家、フェルディナント・ゾンマーの下に1868年~1872年の間弟子入りしているので、何か関係があるかなと思いましたが…。

     

『慟哭』を見て行きたいと思います。十字架と横たわる人が描かれています。十字架から降ろされて横たわるイエス・キリストで大丈夫だと思います。見えにくいですが、両端にも十字架の一部が描かれているので間違いなしです。⦅※イエス・キリストの磔刑(たっけい、はりつけの刑)図では磔刑された2人の男と共に描かれることが多い。⦆よく見ると、横たわる人の右脇腹に傷もあります。⦅※ローマ兵士のロンギヌスが脇腹を槍でついてイエス・キリストの生死を確かめた。⦆ 

そして、姿形がとてもよく似た5人の女性?ドレス(ワンピース)を着ているので女性ということで話を進めます。ドレスの色は向かって左から黒、黄、青、赤、緑に筆者には見えます。キリスト教で用いられる色の意味は色々ありましたが、それらしい意味を筆者が抜粋したいと思います。

黒色:悲しみを表す色
黄色(金色):「尊厳」「王位」「威風」を表す色
青色:聖母マリアの色で天の真実を意味する色
赤色:殉教者の血と情熱の色
緑色:「希望」「成長」「生命」「発展」などを表す色

どうなんでしょう?色の意味、何か関係がありそうですよね。

次は手の動きです。色んなポーズをとっていますね。祈りのポーズ、そして胸の前で手を交差させるのは、敬虔さと従順を表しているとされます。

最後に、この5人の女性たちについてです。筆者は5人は同一人物と考えています。イエス・キリストのそばにいた女性といえば、聖母マリア、マグダラのマリア(マグダラという町出身のマリアで、新約聖書の福音書に登場するイエスに従った女性)が頭に浮かんできますが、どうなんでしょう?

全体的に暗い色彩の絵なので見えにくいですが、まだまだ背景等、色々描かれています。写真ではなく実物をぜひ鑑賞していただきたいものです。