高精細エコー検査&エラストグラフィー検査(RTE)/マイシグナル検査を組み合わせることで膵臓癌を限りなくstage0-1に近い状態で発見につながるように導くことがこのドックのコンセプトです。
❶膵臓癌の進行ステージ別の5年生存率は下記のようになります。
| ステージ | 状態 | 5年生存率 |
| Stage 0 | 上皮内癌 | 85〜100% |
| Stage I | 膵内限局 | 50〜70% |
| Stage II | 周囲進展・リンパ節転移あり | 20〜45% |
| Stage III | 主要血管浸潤 | 5〜24% |
| Stage IV | 遠隔転移あり | 1〜5% |
❷リキッドバイオプシーを用いた膵癌早期診断とは?
通常バイオプシー(生検)は、針や生検鉗子を用いて組織を採取することを示します。例えば胃カメラ(内視鏡)による生検とは、カメラで観察しながら病気が疑われる組織の一部を専用の器具(鉗子)でつまみ取り、顕微鏡で良性か悪性か(がん細胞の有無)を詳しく調べる目的で行われます。これに対してリキッドバイオプシー(liquid biopsy)とは「血液などの体液から癌関連情報を検出する技術」を指します。リキッドバイオプシーの標的は、DNA、RNA、エクソソーム等で代表的な物を以下に示します。
| 対象 | 内容 |
| ctDNA | circulating tumor DNA(腫瘍由来DNA断片) |
| CTC | circulating tumor cells(循環腫瘍細胞) |
| cfDNA | cell-free DNA(遊離DNA) |
| miRNA | microRNA |
| exosome | 腫瘍由来小胞 |
| methylation | DNAメチル化異常 |

これに対してmicroRNA(miRNA)をターゲットにした解析では、miR-21、miR-10、miR-155、miR-196a、miR-210、miR-16、MiR-20aなどの複数miRNAパネルを用いて、AUC>0.90、感度77〜99%、特異度94〜100%といった成績が報告されています(4)。大規模スタディーがまだ存在しない分野なのでエヴィデンスレベルが高くありませんがメタ解析でもAUC>0.80、国内で尿のmiRNAをターゲットにしたcase control studyではauC≒0.96、stage 1/2a膵癌に対する感度77.8%、特異度95.7%と報告されています(5)。マイシグナルスキャンは、現在国内で唯一この尿中miRNAをターゲットにした早期膵癌スクリーニング検査として代替となりうる可能性を秘めた検査と言えます。

❸膵癌早期発見をコンセプトとした膵癌スクリーニング限定ドックの内容と値段設定について
ドックの受診は、受診時希望日と希望する検査内容と電話でご予約の上、ご受診ください。
予約:TEL: 086-465-5118. 膵癌スクリーニング限定ドック希望でお願いいたします。
| 検査項目 | 料金(税別) |
| 腹部エコー・エラストグラフィー検査 | ¥5,000 |
| マイシグナルスキャン(膵癌のみ) | ¥53,000 |
| マイシグナルスキャン(10種類の癌) | ¥63,000 |
マイシグナルスキャン(10種)では下図の癌のリスク評価を一括して調べることができます。

マイシグナルスキャンで調べることが可能な癌のリスク10種類
腹部US/ エラストグラフィー検査を希望の方へ:受診日の準備について
超音波はガス(空気)の存在により多重反射を生じますので、腸管ガスが多く存在する部位に存在する膵臓は、食後は食事と共に嚥下されたガスの存在により体表からの観察が困難となります。膵臓の超音波検査ではこのような前処置不良による描出不能を回避するため検査前は6時間の絶食をお願いいたします。また描出困難な場合、脱気水(または蒸留水)を検査途中で服用いただき検査を行うことがあります。
⭐️検査6時間前から絶飲食をお願いいたします
○超音波スクリーニング検査に向かない方
①上腹部の手術歴(食道、胃、十二指腸の切除/再建術後)のある方
②すでに膵癌で治療歴のある方 → 保険診療で受診ください
③腹囲が90cm以上ある方(十分な観察ができる場合もあります)
④キライディティー症候群などの腸管走行異常があらかじめ判明している方
上記の方は膵描出不良となる可能性が高いですので早期膵癌の超音波スクリーニングには向いていません、申込前に確認をお願いいたします。
○マイシグナルスキャンの検査対象外となる方
①慢性腎不全等で採尿が困難な方
②すでにマイシグナルスキャンのスクリーニング癌種に該当する癌の罹患歴がある方
③20歳未満の方(データなし)
④妊婦(データなし)
上記の方はマイシグナルスキャン検査を希望されても適応外となります。