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Case24-8; COVID-19 vaccine part6 : mRNAワクチン(BNT162b2)の感染予防効果と重症化予防効果について:●イスラエル(カタール)の報告から得られたリアルワールドでのmRNAワクチンの実力●ブースター接種で期待できる効果とは?●オミクロン株で懸念される事象?

ワクチン接種の先鋒であるイスラエル(カタール)からBNT162b-mRNAワクチン2回接種およびブースター接種効果に関するいわゆる”市販後調査”様なデータが出そろった様なのでpubmedで検索し得た範囲で若干の考察を加えてupdateした。またオミクロン株に関する情報を現時点で確からしい範囲で検索してみた。

Case24-8; COVID-19 vaccine part5 : 新型コロナウイルス感染症の重症化につながる個体要因について:●年齢要因に次ぐ最大の重症化要因は何か?、●ACE2受容体を介した重症化のメカニズムについて、●ワクチン接種の有効性が期待されるグループとは?

新型コロナウイルス(COVID19)感染症がアウトブレークして2年近くになるが、そろそろ重症化のリスク因子の階層化と大まかに個人で評価できる指標の開示が必要な時期であると考えられる。現時点で判明しているリスク因子に関してPubmedで検索しえた範囲で若干の文献的考察を加えてUPDATEした。

Case24-8; COVID-19 vaccine part4 : breakthrough infection; ① ブレークスルー感染 (breakthrough infection : BTI ) とは何か?、② 現在までに報告されているBTI症例の特徴について、③ BTIにより懸念される事象とは?

mRNAワクチンの発症阻止効果が最大で95%である限り、少数ながらブレークスルー感染(BTI)は常時発生している。ワクチン接種率が上昇するにつれイスラエル、UK、USで認められている様に新型コロナウイルス感染に占めるBTI症例の割合は増加していくことが想定される。BTIについてネット検索可能な範囲での若干の文献的考察を加えてUPDATEした。

Case24-8; COVID-19 vaccine part3: ①リコンビナント(または、サブユニット)ワクチンとは何か?、②リコンビナントワクチンの作用機序/リコンビナントワクチンで解消されるmRNAワクチンで懸念される側面、③リコンビナントワクチンの有効率は?

mRNAワクチンの緊急回避的使用が現在やむを得ない状況ではあるが、その背後に次の主戦力候補としてのリコンビナントワクチンが完熟しつつある。NVX-CoV2373リコンビナントワクチンの実力と安全性についてpub,medで探しえた査読済の論文を中心にupdateおよび若干の補足、考察を加えた。

Case24-8; COVID-19 vaccine part2: ①中和抗体(Neutralizing Antibody)とは何か?、②抗体価とは?、③mRNAワクチンで誘導される抗体、④スパイク蛋白(Spike Protein)に生じるアミノ酸変異が及ぼす中和活性への影響とは?

mRNAワクチンの職域接種にあたり、中和抗体について①血清抗体価と中和抗体価の関係、②S蛋白領域のアミノ酸変異による影響、③RBD及びNTDマップと中和抗体の認識部位についてpubmedで検索し得た範囲でUPDATEを行うとともに若干の文献的考察を加えた。